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ケナフ協議会の発足と活動の経緯

 ケナフ協議会は、ケナフ等の植物資源の利用を通じて
地球環境保全を推進するために、紙パルプ製品やその他
製品への多角的利用の促進、関連技術の開発、これらに
関する内外情報の収集・普及を目的として設立され、発
足以来次のような活動を行っています。
 @ ケナフ等の利用に関する技術援助の一環として、
国際ボランティア貯金(総務省)および環境事業団地球
環境基金(環境省)などの助成を受けて、中国・東南ア
ジア地域などに対するケナフの利用開発のための技術援
助や研究用機材の提供、さらに外国人研修生の受け入れ
指導、国際会議の開催、海外調査などを行ってきました。
 A 米国・中国などからケナフの改良種子を入手し、
日本各地で試験栽培を行うほか、希望者に試験栽培用の
種子を配布しています。
 B 毎月機関紙『ケナフ協議会ニュース』を刊行して、
ケナフおよび環境保全に関連する内外の各種情報を提供
しています。
 C ケナフ等の利用に関するシンポジウム・セミナー
などを開催して、技術交流・情報交換を推進しています。
 D ケナフ協議会は、愛媛県紙パルプ工業会
内に事務局を置いています。地球環境浄化に貢献する目的
でケナフを用いた製品に対しケナフマークの使用を認定して
おります。